2008-01-01から1年間の記事一覧

嫌中的なアプローチはチベットの利益にならない

んじゃないでしょうか。単純に。 例えばこちらも最近話題のオーストラリアの反捕鯨運動を見るとよく分かるんですが、あからさまに日本を嫌っている人達の言葉やパフォーマンスは、反発を招けど決して正しい効果は持ち得ません。 日本や日本人の態度を硬化さ…

笑いと科学と四月バカ

いうまでもなく、昨日のはエイプリルフールネタだったわけです。 小ネタではありますが、TBなどでお相手頂いた皆様にはまことに感謝しております。 空条博士にも登場してもらった方がよいかなとも思いましたが、愛すべきワキで固めることにいたしました。 し…

純水における量子構造伝播作用に関するかなり画期的な論文

コレはヤバイ。 カイロ大学ンドゥール教授らの研究グループが今週末発行のArt.Nature誌に発表するそうです。 Quantized structure of water can be transported by electromagnetic radiation communication いわゆる「水の記憶」問題は1988年にフランス…

大きな箱、小さな箱、ネットという箱

おひさですー。 なんせ公私共にわたわたしていてネットにフォローできてません。 チベット関連のデモも行ってみたかったんですが機を逸しましたので地味に不買を始めています。 http://www.joc.or.jp/aboutjoc/sponsor/index.html コカコーラ、マクドナルド…

Science For All Americans 第6章 "人体 MENTAL HEALTH [6-37]-[6-42]

PHYSICAL HEALTHの続き。年度末は慌しいね。 [6-37] MENTAL HEALTH メンタルヘルス Good mental health involves the interaction of psychological, biological, physiological, social, and cultural systems. It is generally regarded as the ability to…

Science For All Americans 第6章 "人体"PHYSICAL HEALTH[6-31]-[6-36]

LEARNINGからの続き。 [6-31] PHYSICAL HEALTH 身体の健康 To stay in good operating condition, the human body requires a variety of foods and experiences. The amount of food energy (calories) a person requires varies with body size, age, sex,…

Science For All Americans 第6章 "人体"[6-1]-[6-3]・[6-24]-[6-30]

先日の翻訳プロジェクト。 6章序文をやってみました。随時追加していきます。私は[6-24]LEARNING以降をやっていきます。前半はid:Belgian-beerさんにお願いしました。とはいえ、やりたい部分があれば皆さんでどんどんやって頂いて構いません。 許諾が得られ…

Science For All Americans翻訳プロジェクトが始動しました

私が先日ぼそっとつぶやいたものを幻影随想さんが拾ってくださいまして、有志による「Science For All Americans翻訳プロジェクト」がついに立ち上がりました。 Science For All American勝手に翻訳プロジェクト、協力者募集のお願い この本はタイトル通りア…

人生選択の責任は、その人生を生きているということ自体ですでに果たされている

だから、他人があーだこーだいう筋合いはないし、自分ですらその「責任」について思い悩む必要はないと思います。趣味ならいいんですが。 今現在の人生は、自分と、他人と、環境との相互作用によって形成されていて、これからの人生もそう。 まずコントロー…

アメリカの閣僚が優秀な本当の理由

明日は日曜だから官僚の俺が独り言を書いてみる などを読んでいて。 官僚氏、なかなか熱い。 いろいろと理想を持ちながら、そもそも「官僚が国を動かす」ということ自体が間違っていることに気づいて政治志向になっていく様子がよくわかります。この人いずれ…

近藤・ジョースターには夢がある

jkondoのヘタれっぷりに絶望した! いや!策はあるぜ たったひとつだけ策はある! とっておきのやつだ ジョースター家には伝統的な戦いの発想法があってな… ひとつだけ残された戦法があったぜ それは… 「逃げるんだよォォォ----------ッ」 いやあやはりジョジ…

Science for all Japaneseってどうなったのかな

周回遅れですが、羊水がどうのって件がきっかけでまたぞろ科学リテラシーの話題をちらほら見かけます。 そういえば以前アメリカの科学教育は76ヶ年計画で着々と進行中。の中で この本、Science for All Americans: Project 2061作者: F. James Rutherford,An…

スウィーニー・トッド観た

これは… 普通にスプラッタですね。ハリー・ポッターのあの人たちがミンチになるとんだダークファンタジー。 しかもミュージカルなのでこう、ホラーでよくある「早く逃げろよ」「なにトロいことやってんの」という焦らしの場面が「歌ってる場合じゃないだろ!…

実体的消費よりも必要な「実体的投資」

福田政権の無為と女性的資本主義について 久々の内田センセ、なかなか面白いことをいっておられる。 アラブの王族が10億円で自家用ジェット機を買ってハワイに飛び、五つ星ホテルを借り切ってひとり宴会をすることがもたらす経済波及効果は、一万人の日本…

はてな村の歌

inspired by はてな村のパラドックス&まっくら森の歌(谷山浩子作詞・作曲) 光の中で みえないものが やみの中に うかんでみえる はてな村の やみの中では きのうは あした はてな Cry Cry さかなは空に 小鳥は水に タマゴがはねて 鏡が歌う はてな村は 不…

日本をグーグル化する5つの方法

やたら流行りのようですが、究極の自己啓発といえばライフ八苦だけに「八正道」で決まりでしょう。 それはそうと、日本屈指の知性が自分ハックばかり説いてるんじゃあつまらない。せっかくならジャパンハックくらいのことは言ってもらいたいもんです。 でま…

サイレント・テロで困るのは誰か?

サイレントテロに「対策」はあるか サイレント・テロという概念・用語はおそらくある程度の現実をあらわしているのだろうし、実に現代的かつ日本的で興味深い。 socioarcさんの指摘するようにこれは「不作為の罪」ならぬ「不作為のテロ」であるわけで、自由…

イベントのお知らせ

直前で申し訳ありませんが、明日1月27日に下記のイベントに参加予定です。 株式会社フューチャーラボラトリで産学連携やビジネスプロデュースを多く手がけられている橋本昌隆さんを中心に、ベンチャービジネスやポスドク問題に関する勉強&交流会が開催され…

学問に潜む価値判断について

疑似科学、批判、道徳。 や、 dojinさんへの応答 を読んで感じたんですが。 まず、 「科学は価値判断を含まない」 ということ、これは科学とは「地図」であるでも書いたように、基本的には正しいと思います。科学は"How"を明らかにするけれど、"Why"には答え…

ブログ評論されてみたぜ

というわけで勝手にブログ評論による「赤の女王とお茶を評論」 第一弾。 ここにオアダイが出てくるあたりが実にキナ臭い。 総合得点 82点 バイオ産業といえば、これもやはりトップクラスに関連するのである。どんなに隠そうとしても、社会システムは見つかっ…

がん研究にみるモデルと現実

がんはなぜ生じるか―原因と発生のメカニズムを探る (ブルーバックス)作者: 永田親義出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/12/21メディア: 新書購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (14件) を見るたまたま読んだこちらの本がよくまとまっていました…

2008年は日本のバイオ産業をなんとかしよう

ベタではありますが、今年はネズミ年。 日頃マウスにお世話になっている生物屋としては日本の生命科学をいっそう盛り上げる契機にしたいところであります。 さて、ポスドク問題、特にバイオ分野に関して、日本の産業面での遅れが大きな要因になっているので…

「大雑把なモデル」の功と罪

年末年始はほとんどはてなは見てなかったのですが、この辺、なんか年末からよく燃えていたようで。すでに焼け跡ですけど。 中心テーマについては地道な論証を重ねておられる方々の文章を読めばよいとして、私はそれこそメタな視点から一筆。 ある問題や構造…

新年おめでとうございます

というには遅いですが、今年もよろしくお願いいたします。 2008年も例によってごくのんびりとしたペースになりそうです。