笑いと科学と四月バカ

いうまでもなく、昨日のはエイプリルフールネタだったわけです。
小ネタではありますが、TBなどでお相手頂いた皆様にはまことに感謝しております。
空条博士にも登場してもらった方がよいかなとも思いましたが、愛すべきワキで固めることにいたしました。
しかし若くて強くてカッコよくて主役級の「博士」ってDr.空条くらいしか思いつかないな。学術会議は今すぐ彼をイメージキャラクターに採用すべきです。
個人的には円谷プロのネタが凄すぎて太陽エネルギー吹きそうになりました。
ちなみにArt.Natureは正式には"Artificial Nature"といいまして、ドリフターゼの発見などの「ちょう画期的論文」ご用達の雑誌なのです。
このパターン、マンネリではありますが年に一度くらいならなかなか楽しいので、恒例にしていけたらいいなと思っております。よかったら来年は皆さんも論文紹介しませんか?
そういえば瀬名さんのところニセ科学に対抗するための「笑い」について一悶着あったようですが、実際「笑い」というのは非常に複雑です。
私も「笑い」は好きですが、「嘲笑」は嫌いです。
とはいえこの二つを明確に区別するのもなかなか難しい。
モンティ・パイソンの芸は最高だけど、そこに「嘲笑」の要素が無いかといわれると、やっぱりあるといわざるを得ません。ただし、そこは料理の技量が違います。
愚かなモノを「笑う」と同時に、自らの属する権威すら「笑う」。ドイツやフランスを笑いつつ、英国女王を笑う。スコットランドをネタにしつつ、英国上流階級をからかう。大衆をいじりつつ、BBCをも笑い飛ばす。それでいて、単なる「なんでも相対化」ではない。
私はこちらで書いたように、科学でないものを科学のように見せかけるのは単純に詐称なので、科学者が淡々と指摘していくべきだと考えています。
ただ「笑い」を使う場合には、ニセ科学や宗教を「笑う」一方で、場合によっては科学や科学者自身をも「笑う」度量が必要になるんじゃないかなと思っています。
んーまだあまりまとまっていませんが、とりあえず今日はこのへんで。