ドラッカーはマネジメントの神様だけど、ビジネスの神様ではない

http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060517/1147867121
例えばこの辺も、なんとなく故ドラッカー氏の著作からインスパイアされた香りを感じます。ただどうも日本のドラッカーファンてのは経済・ビジネス志向が強すぎて、むしろ氏の意向を正確に受け取っていないのではないか、という気がします*1
氏の考えるマネジメントとは、組織や社会がいかに人をハッピーにしうるか、という方法論であって、決して企業やビジネスに特化したものではない。事実ドラッカー氏は晩年、NPOや各種ボランティア団体のマネジメントを非常に重視していました。彼はモノやカネを見ていたのではなく、飽くまでヒトを見つめていたのです。大前研一が逆立ちしてもドラッカーに及ばない理由はここにあります。
お金に執着がない方こそ、ドラッカーを読んでください。

*1:氏は自ら認めるように、経済学は不得手でしたし