やれやれvsやれやれ

承前。

村上春樹

  • 「ドロップ・ターゲット、キックアウト・ホール、ロート・ターゲット……、最後にボーナス・ライトを点けてしまうとやれやれといった顔付きでボールをアウト・レーンに落としてゲームを終えた。そしてジェイに向かって何も問題はない、という具合に肯いて出ていった。」(1973年のピンボール
  • やれやれ」と僕は言った。やれやれという言葉はだんだん僕の口ぐせになりつつある。これで一ヵ月の三分の一が終り、しかも我々はどこにも辿りついていない」(羊をめぐる冒険)

荒木飛呂彦*1

  • 「おれが時を止めた…… 9秒の時点でな… そして脱出できた… やれやれだぜ…」→オラオラ
  • 「よく見たら やれやれ 趣味の悪い時計だったな… だが そんなことは もう気にする必要はないか… もっと趣味が悪くなるんだからな… 顔面の形のほうが…」→オラオラ
  • 「康一くん… 君は 本当に頼もしいヤツだ この町に来て 君と知り合えて本当に良かったと思ってるよ… そして やれやれ 間に合ったぜ……」→オラオラ

ジョジョの奇妙な冒険第三部・第四部)


後味まるで違いますね。
ちなみに私は「神の子どもたちはみな踊る」が一番好きだったりするので、一般的な村上春樹ファンとはいえないだろうな。

*1:というか空条承太郎