「プレステージ」観た


コレ。しかし「プレステージ」という読みはどうかと。
ややネタばれ含みます。
荒木飛呂彦が絶賛、という時点でどういう系統の話か見当がついてしまうので、私的には驚くようなところはなかったのですが、それでもなかなかに楽しめました。
なんといっても怪優・怪キャラがそろっていて、確かにこいつらS.B.R.に登場しても違和感が無い。
基本はベイル&ジャックマンの演じる岸辺露伴のような奇術師二人ががドロドロかつドギャーンな感じのすったもんだを繰り広げるお話。この時代特有のダークで退廃的、それでいて未来への希望が満ちているという空気感がたまりません。
そして荒木テイストを俄然盛り上げるのが実在の元祖マッドサイエンティストニコラ・テスラ(演じるはデビッド・ボウイ)。
直接登場はしませんが、最大のライバルであるエジソンの極悪っぷりにもニヤニヤ。この二人、魔界転生的に復活したら楽しそうだなぁ。
スカーレット・ヨハンソンもこの面子の中では添え物扱いです。
しかしこのストーリー、どうもデジャヴュがあると思ったらアレですよ。
鉄腕アトム「第三の魔術師」
オチがある意味同じ。前向きか、後ろ向きか。
やはり手塚治虫はあなどれない。