民主主義もまた永遠のβ版である

科学=永遠のβ版

それでも結局のところ、ハックが起こした問題は別のハックでしか直せない。科学の過ちを正せるのは科学だけなのだ。そして実際にその作業を覗いてみれば、それは辛い以上に楽しい作業であることはすぐわかる。

ハッカーになろう

そう、ハッカーは楽しいのだ。私はハッカーになりたい。perlもハックしたいし、科学もハックしたいし、何よりも自分の人生をハックしたい。

なぜか大事なのが出てこないので、一つ追加しておきます。

われわれは自分の人生と同様、自分の社会をもハックし続けねばならない。

それこそが民主制のルールであり、永遠のβ版である民主主義を使える状態に保つ唯一の方法だからです。
科学と民主主義は実は結構似ています。
論理と議論が重要であり、集団知を活かす必要があり、ルールと手続きを重視します。
完璧な答えを出せるわけでもなく、間違うこともあるけれど、根底のルールや精神を忘れなければ少なくともマシな方へと近づいていくことができる。
どちらも社会的な「運動」であり、「プロセス」なのです。
そしてそのハック権は幸いにも全国民に与えられている。
国民主権=国民ハック権!!
というわけで、サヨクの皆さんは今すぐハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち [ ポール・グレアム ]を読みましょう。*1

*1:しかしなんかハックハック言ってるとアレに聴こえてきますね。