小泉首相の完璧すぎるロードマップ

http://laklak.exblog.jp/3834013より。

歳出削減をどんどん切り詰めていけば、やめてほしいという声が出てくる。増税をしてもいいから必要な施策をやってくれという状況になってくるまで、歳出を徹底的にカットしないといけない。そうすると消費税の増税幅も小さくなってくる。
これから、歳出削減というのは楽ではないことがわかってくるだろう。今はまだ分かっていない。歳出削減の方が楽だと思っている。歳出削減を徹底していくと、もう増税の方がいいという議論になってくる。ヨーロッパを見ると消費税は10%以上、ドイツは19%、与野党が反対、反対と言っていたのが一緒になった。みんな10%以上である。

いや、あまりに出来がいいので、
「なるほど完璧な作戦っスねーーーっ 真逆だという点に目をつぶればよぉ〜*1
とか口走りそうになりました。
このロードマップに従うと何が起こるか考えてみましょう。
1.歳出削減。特に福祉、教育、社会保障など「痛い」部分。
 →生活苦、将来不安
 →少子化促進*2
2.しかる後、消費税を中心に増税
 →消費停滞
 →経済悪化
 →((((;゜Д゜)))
ここまで確実・巧妙に日本を潰すプランはなかなかできるもんじゃありません。物凄い才能です。
小泉首相=ニャルラトテップ*3説を謹んで提出させていただきます。いあ!いあ!
関連:
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20060628
http://d.hatena.ne.jp/sivad/20060103#p1
追記
故・橋本元総理の失敗をまたぞろ繰り返しているわけですね。。
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2006/07/post_35bf.html

橋本は前年公共投資を削減し、国債の発行額を減らした。歳出削減である。同時に、消費税を三%から五%に引き上げ、二兆円の所得減税も打ち切った。医療保険制度改革で医療費負担も二兆円引き上げた。計、九兆円の国民負担。つまり増税
彼の指導力と見るむきもあるだろうが、当時の大蔵省の意向に沿っただけではないか。大蔵省にしてみれば、九六年の実質成長率は三・四%と、バブル後遺症は終わり景気は上向きになったいうことなのだろう。
結果はひどいものだった。経済成長率は落ち込み、三洋証券、北海道拓殖銀行山一證券と連鎖して潰れ、金融破綻が起きた。
橋本龍太郎の実質的な政治人生が九八年で終わったように、日本も再び暗い世界に沈んでいった。

懲りない自民党