レイプ・痴漢の非対称性
自分も同じ目にあってみろ!
人を不愉快にさせるのを承知した上で問う、「なぜひとをレイプしてはいけないのか」
性暴力の犠牲になった女性の対称として、男性が女性にレイプ・痴漢されてもイヤじゃないなどという話をしばしば見かけます。
思うに、これは性暴力の「異性性」を過度に評価しているのではないでしょうか。
実際に苦痛や恐怖を感じるのは、「異性性」に対してではないと思います。
恐らく
- 自分より強く大きい者に
- 抵抗力を奪われて
- 性的な暴力を受ける(ペニスを挿入される、など)
ことが苦痛や恐怖の源泉なのでしょうから、例えば男性がレイプの恐怖を想像しようとするならば、「痴女に襲われる」のではなく、「屈強な男性に犯される」ことを考えるのが「対称」としては妥当といえるでしょう。
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