国家崩壊へのカウントダウン
loveless zeroさんhttp://www5.big.or.jp/~seraph/zero/
経由。長いですが。
いずれにせよ、私たちに残された時間はほとんどない。出生率が反転して上昇したとして、その子供たちが成人となり、「支えられる」から「支える」側に回るまで、どうしても20年間はかかるのである。これから先、高齢化率は急上昇し、2025年には27・4パーセントに達する見込みである。それまでに何とか間に合わせるためには、あと5年しかない。
奇しくも、5年を過ぎると、団塊の世代が定年を迎えはじめることになる。生産人口が格段に減ることは、確実なのである。
また、現在、25歳から29歳にまたがり、出産適齢期を迎えている団塊ジュニアも、5年後には30歳から34歳となる。第一子の出産が、これ以降の時期になるとしたら、団塊ジュニアの女性たちが、第二子、第三子と産み続けることは、望み薄となるだろう。そうなれば、人口動態バランスの歪みをただすことは、ほぼ、不可能となる。残された手段は、移民の大量受け入れしかなくなるだろう。
3月21日、国連人口部は、衝撃的なシミュレーション結果を発表した。日本が、65歳以上の高齢者の人口と、生産年齢人口(15−65歳)の比率を、95年の1対4・8という水準で50年後も維持しようとしたら、定年を77歳まで延長するか、さもなくば、毎年約1000万人の移民を受け入れる必要がある、というのである。むろん、どちらも現実には不可能である。
年金の支給開始年齢を65歳とする年金法の改正が、近日中に成立する見込である。やっと踏み出した改革の一歩に、ケチをつけるわけではないが、こうした小手先の改革だけでは、やがてはジリ貧に陥るだけである。なんとしても、出生率回復の方途を探らなければならない。
私たちに残された時間は、あと5年、である。
http://www.hh.iij4u.or.jp/~iwakami/text13.htm
これが書かれたのが2000年5月。
○...| ̄|_
終わった。。