追悼・Michael Brecker

Saxophonist Michael Brecker succumbs to cancer
現代テナー・サックスの巨匠、マイケル・ブレッカー氏が57歳の若さで亡くなりました。
ポスト・コルトレーンにおいて最も個性的で完成度の高い演奏体系を構築し、ある種メカニカルとも感じられる独特かつ圧倒的なドライブ感は現代最強のテナーだったといっても構わないと思います。
私が最初に衝撃を受けたのはなんと言ってもコレ。

ヘヴィ・メタル・ビ・バップ

ヘヴィ・メタル・ビ・バップ


笑ってしまうほどスゴイ演奏。多分一部はどこかで耳にした人が多いと思いますが、これほどアッパーな音楽も例がない。ドライブ中に聴くと最も危険なCDの一枚ではないでしょうか。
オーネット・コールマンの健在ぶりに油断していると20世紀のアイコン達が次々と世を去り、時代がごろりと動いていることがいやでも実感されます。
マイルス、コルトレーン*1、JBにブレッカーと、あの世のセッションはさぞ豪華なことでしょう。

*1:妻のアリス・コルトレーンも12日に亡くなっています。。