男女文化差の根源は生理と腕力?

「根が理系」の女性が少ない理由
が興味深いです。まあもちろん生物的な差、文化的な差、社会状況、ない交ぜになっているのは前提として。
同じくmichyさんのエントリで女の子が子供を産むために払っている犠牲の一例があるんですが、私はこの辺がクリティカルなんじゃないかと感じます。

これらの現象はストレスで容易に悪化します。仕事で疲れてるときや精神的に参ってるときはもっとひどいです。

(sivadによる部分引用)
思春期以降毎月毎月、これほどの体調悪化に必ず見舞われるわけです。子供を産む産まない以前に、女性は自分の「身体的快・不快」に注意を向ける・向けざるを得ない機会が男性よりはるかに多い。
畢竟、何かを考える際に「ソレが自分・人間の快・不快にどう影響するのか」という点(=全体的視点?)に関心が向きやすくなるのでは、と妄想しております。
これは多分男性についても同じで、持病があったり、大きな病気を経験した人にはわりかし上で言うような「女性的」視点を感じることが多いですね。
妄想ついでにいえば、男性に権力志向が強い根源はやっぱり腕力にあるのではないかな。現代における「権力」は「腕力(=暴力)を使役する力」なわけですが、原始社会においては権力とは腕力(=暴力)そのものだった。当然腕力に勝る男性が権力を握る確率が高いでしょうし、あとは性淘汰のポジティブフィードバックで役割が固定されていく寸法です。
まあその結果脳にも多少は性差ができたりしたのでしょうが、起源は結構単純なことじゃないかと思いますよ。
関連:レイプ・痴漢の非対称性
そして腕力
生理だといえない世界
生物学とジェンダー論の対話作法