まじめすぎ

例の石田日記12/8http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.htmlにて、ニートの話題。
長いですが引用します。

NEETの若者は働く気がないのではなく、働けない、まじめすぎるのだという。最近の大学生は非常にまじめに勉強する。入学した直後から、英語、資格、授業とこの就職難を乗り切るためにありとあらゆるスキルをつけようとする。
しかし、それでもダメだった場合、「こんなに準備したのにダメなのか」「もう社会に必要とされてないんではないだろうか」とNEET化する。
NEETはパラサイトではない。皆親がいつまでもいるとは思ってなくどちらかというと経済的に豊かでない家庭が多い。しかし、セルフ・コンフィデンスを失ってしまったら、働けない、人とコミュニケーションをとるのが重荷になる。若者の「いっぱいいっぱい」と言う言葉はその表れだ。社会経験に穴が開いていて、人に「ありがとう」ということがしんどい。社会は「やりたいことを見つけろ」というやりたいこと症候群だが、やりたいことなんてそう簡単にみつかるものでもない。世間はオンリー・ワンになれ、即戦力になれ、コミュニケーション・スキルを磨け、と言う。「無理だよ」逆に焦りが強すぎて働けなくなってしまう。いい加減さが足りないのだ。

話し聞いていてこの前の少年犯罪に対して感じたと同じように、あ、これは自分もなっていたかもしれないとマジに思った。こりゃ、苦しいだろうと。

世間では誤解も随分あるし、政府の実態把握も、当然ながら対策もまだまだだ。しかし、中学時代とかまっすぐ家に帰って部屋でラジオやレコードばかり聞いていた不安定な自分を思い出すと、上の途上国への援助の問題にしてもそうだけど、誰かを助けたいなんていう偉そうなことではなくて、もしかしたらそこにいたかもしれない自分を助ける為に、何かをしたいと心から思う。

あー、まじめすぎて動けなくなる、というのはよくわかりますね。高校くらいまではそんな感じでした。ジャズ聴き始めてから良くも悪くもイイカゲンになりましたな。