科学論文のart/craft

id:Ririkaさんのところでここんとこ芸術激論が巻き起こってまして、僕もちょっかい出したりしてたんですが、そのなかでart/craftって視点をid:sujakuさんが提出されました。
その概要はRirikaさんとこで見ていただければ分かると思うのですが、実はこの視点は最近の科学論文にも結構あてはまるお話でして。。
一流と見なされる論文にも大きく分けて二通りあるわけです。強力な技術や多大な労力を使って緻密で詳細な解析を行なった論文と、データはそれ程多くないけれども定説やパラダイムに楔を打ち込むような論文。もちろんどちらも兼ね備えた怪物ペーパーもあります。
けれど学術誌によって大体この二通りに分けられるところをみると、こういう対立事項ってのは根深いのかなーとは思います。
ノーベル賞なんかはどっちかというと後者に与えられるもので、それが最高の賞になってるところから見るとやはり西洋的にはartを重視するってことでしょうかね〜。