2006-04-28 バイオ株、ピンチ? 血管再生の遺伝子治療、効果の確証得られず 阪大委結論 血管再生の働きがある肝細胞増殖因子(HGF)を使い、足の動脈が詰まる患者を治療する臨床研究について、大阪大学病院の遺伝子治療臨床研究審査委員会(委員長・堀正二教授)は26日、効果の確証が得られなかったとする最終報告書案をまとめた。5月に文部科学、厚生労働両省に提出する。 臨床研究で使われた遺伝子治療薬は、森下竜一・同大教授が主な特許を持ち、99年に事業化をめざして「アンジェスMG」を創業した。同社は01年に大手製薬会社と提携し、02年には東証マザーズに上場している。 さて、日本バイオベンチャーの御神輿的存在、アンジェスの運命や如何に。