「理科離れ対策」は必要ない

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051117AT1G1601717112005.html

OECDは「理科系への進学者が減れば、数年後には修士号や博士号の取得者も減る。ゆくゆくは日本の科学技術や企業の研究開発の土台も揺らぐ」と警告している。
理科系離れは「先進国共通の課題」という。OECDは調査をもとに2006年に若者の理科系離れに歯止めをかけるための提言をまとめる。

つーか、魅力の少ない職業を選ぶ人が減るのは市場原理的に当たり前ですよね。
科学的思考や方法論を身につけるための教育や現場の情報公開はどんどんやったらいいと思うんですが、子供に無理やり「科学は面白い」なんて押し付ける必要はありません。それは企業や政府が買い手市場を確保するための理系労働者増産に過ぎません。
科学や研究の現場を真に魅力あるものにすること、それが最大にして唯一の「理科離れ対策」なのですよ。
関連:
教授-院生間の関係
博士余り
理系の待遇を上げるには