文化で遺伝子発現も変わる

http://d.hatena.ne.jp/lateral55/20050315
当たり前といえば当たり前ですが、こうして示されると、やはり重要な知見です。
そもそも、気分が変わる、というのはホルモンなどの分泌状態が変わる、ということです。ホルモン分泌が変化している、ということは、遺伝子発現が変化している、ということです。
遺伝子の発現を操作する、というとモノスゴイことに聞こえますが、なんのことはない、感情のコントロールすなわち遺伝子のコントロールなのです。
逆にいえば、遺伝子の発現状態などかように簡単に変化するものなのです。「ゲノム」「網羅的」「システム的」研究や、「意識」「記憶」と遺伝子に関する研究の落とし穴はこのあたりでしょうか。