大学院はてな

NATURE論文:S6K1欠損はインスリン感受性を増大させる一方で年齢および食餌による肥満を防ぐ
Absence of S6K1 protects against age- and diet-induced obesity while enhancing insulin sensitivity
http://www.nature.com/cgi-taf/DynaPage.taf?file=/nature/journal/v431/n7005/abs/nature02866_fs.html
これは糖尿病&肥満薬ターゲットの大本命が現れましたねぇ。しかしS6K欠損しても平気なのはちょっと驚き。妊性に対する影響がちょっと気になりますね。
恐らく今水面下でS6K阻害剤のスクリーニングがヒートアップしていることでしょう。
ちなみにハエや線虫においては、栄養状態やタンパク合成を制御するTOR〜S6Kあたりの経路を阻害すると寿命が延長することが知られています。このS6K1KOマウスではどうなっているのか興味深いですね。