遺伝子の。。

NetScience Interview Mail
行動遺伝学の研究者、安藤寿康氏へのインタヴューより抜粋
http://www.moriyama.com/netscience/Ando_Juko/Ando-7.html#18

○遺伝子っていう言葉のイメージすら人によって違いますよね。DNA=設計図という言い方があまりに定着しちゃってるせいなのか、DNAがしょっちゅうほどけたりねじれたりしているダイナミックなものだというイメージは、ほとんどの人にない。
■そうですね。生きて働いて、働きながらぼろぼろと色々なことを表現してくれて、表現のスタイルっていうのは状況によって変わるんだけども、変わり方っていうのは遺伝子が持っている「顔」が、表情を変えて出ているんですよね。 ていうことを表現するときに、どういう言葉を使えばいいのか。「遺伝子」っていう言葉だとなんか中途半端だし、「素質」っていうのとも違うし。「ゲノム」っていうのは全体を表す言葉ではあるんだけど、それにもなんか動きがないんですよね。

○ええ。業界の人にしか伝わらないでしょうね。だからみんな「遺伝子のシンフォニー」だとか言って誤魔化すんですよ(笑)。

■音楽だと多少は動きが表現されるかもしれませんね(笑)。

○でも音楽もねえ…。音楽って、音楽をやっている人にとっては、ポーンと一つの音が鳴ったあと、その残響も含めて、次の音がそこに重なって、シンフォニーができてるっていうイメージがあるでしょ。でも、音楽やってない僕みたいな人間だと、楽譜みたいなイメージで、それこそ1ステップ1ステップで区切られている感じがしちゃうんですよね(笑)。時間的履歴があるようでないイメージになっちゃうところが気になりますね。

了解しました。不肖sivadが喝破致しましょう。

生命活動とは、遺伝子のジャムセッションである

これが僕の印象です。多分、シンフォニーやら建築やらよりかは妥当な認識じゃないかな。
一遺伝子一ミュージシャン。参加するメンツによってサウンドや展開が変わってくる。メンバーの入れ代わりもあるし、イイ演奏する奴は後々まで残っていく。とはいえ、一番重要なのはグループエクスプレッション。
お、結構それっぽいかも?