ネタからベタヘという

言説をここんとこよく目にする。基本的に80〜90年代以降のサブカルとか文化のお話としてなされているみたいですが、僕にはこれって戦後日本政治にこそ起こったことなんじゃないかと思えます。いや〜、日本国憲法自衛隊って明らかに「ネタ」ですよね。巨大な。それが「ベタ」になってしまったあたりから日本の迷走は始まったのではないかと。その大転換が80年代に起こったのでしょうか? あるいは「ネタ」を「ベタ」と捉えてしまった世代が日本の中核を担い始めたのが80年代? 結局これらが「ネタ」であることを知っていた人たちが、それを後に伝えること無く退場してしまった、伝わっていると勘違いしていた、あたりがまずかったのかなあ。