子供は親の競争道具になってるのでは?

ホームレス・老人・子供
を読んでメモ。
数人の子持ちの知人と話して感じたのは、子供は親の競争の具になってしまっていること。成績なり受験なり仕事なり、子供の負けは親の負けと捉えられていて、親は子を勝たせようと必死。
気持ちは分からなくはないけれど、これでは子供をもって安らぐどころじゃないな、と感じました。
原因なんていくらもあるでしょうけど、こういう文化も一つはあるかもしれません。

寓話・ブンレツファームの鶏

わたしは鶏。
ブンレツファームで毎日お仕事に励んでいます。
わたしのお仕事は卵を産むこと。毎日、毎日、一生懸命産んでいます。
経営者のカンチGUYさんと山県ヒーローさんはとっても素晴らしい方。
「生産性を上げれば幸福になれるよ。もっともっと卵を産もうね。他の鶏よりもっと沢山産もうね。そうすればみんな幸福になれるよ」
「昨日の卵はよかったよ。とっても美味しいオムレツになった。どんどん頑張ろうね」
そういっていつも励ましてくれるんです。
わたしはどんどん生産性をあげました。他のグズな鶏達よりも、ずっと沢山。2倍も3倍も産みました。
経営者のお二人はとっても褒めてくれます。
うれしいな。
はやくしあわせになりたいな。
でも最近、ちょっと疲れ気味。調子もよくありません。卵の数も減ってきてしまいました。
優しいカンチさんと山県さんは心配してくれました。
「よくないねぇ、大丈夫かい。ここらで一息いれたらどうだろう」
「そうだね、こっちに特別室があるよ。今日はこっちにおいでよ」
わたしはちょっとお休みすることにしました。ちょっとだけ・・・。



グツグツ。
「今日も水炊きか、こうしょっちゅうだと飽きてくるね」
「仕方ないさ。これが一番ムダなく鶏を使えるんだ。何事も生産性さ。おい、ポン酢とってくれ」



一方その頃、ハトよめパチスロ北斗の拳でフィーバーしていた。
「北斗・百烈拳!」


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