倫理・宗教・法律を持ち出さず、かつ情に訴える以外の方法で、「なぜ人を殺してはいけないか」を説明してください。http://www.hatena.ne.jp/1124114353

遅ればせながら。http://d.hatena.ne.jp/schillasal/20050828/murder経由。
この質問、実は最初っから矛盾してるんですよね。「いけない」っていうのは倫理・規範を表す語句ですから、質問者自身が既に条件を破ってます*1
噛み砕いて、「何故人は人を殺してはいけないという規範を作りがちなのか」なら大丈夫でしょう。
答えとしてまず第一に、社会生活をする動物にとって「仲間を殺さない」という行動が生存に有利なミームである、ということがあげられるでしょう。ここで「仲間」は必ずしも「同種」を意味しません。むしろ運命共同体みたいなもんです。
ですから人類の間でも、「仲間でない」と認識すると割とすぐ殺します (その観点から、こういうのはかなり危ない兆候ですhttp://blog.livedoor.jp/koshek/archives/50041122.html)。逆に、「人類皆仲間」という認識を持っている場合には、「人類を殺さない」という行動が是とされることになります。
一応現在では「人類皆仲間」が建前上採用されていますから、「人を殺してはいけない」がルールになっているわけです。

*1:つまり「人を殺すのは何故ルール違反なのか、ルールを持ち出さずに説明してください」って言ってる様なもの。

天使の羽は猛禽の羽

http://psychodoc.eek.jp/diary/?date=20050902#p01
さらに
http://am.tea-nifty.com/ep/2004/05/_killer_parasit.html

で、もひとつ気がついてゾッとしたすごいこと。
この執筆者23名中、見た限りでは4名が研究者の死について触れている。
いままでいろいろな分野のいろいろな本を読んできたけれど、ちょっとこの死亡率(というか訃報の登場率)はすごくないか?
p. 67 I氏が学会発表の直前に自殺した
p. 91 参照しようとした論文の著者がキャンプ中に事故死していた
p.134 標本同定を依頼した相手が稀な病で急死した
p.223 研究協力者が交通事故死した
まず頭をよぎったのが「寄生されたのか?」。

(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
ちなみに「天使の囀り」はよくできたSFホラーですが、Nematoda研究者にとっては禁断の書です。。
天使の囀り (角川ホラー文庫)