日本を元気に

ってなスローガンをここんとこよく目にしますね。いやまあ志は素晴らしいと思いますが、何だか「元気」を履き違えてるんじゃないかって気もします。
威勢の良さや派手な生活だけが「元気」じゃあありませんよ。
穏やかな日常、一人で読書、ぼーっとする午後、なんてのが「元気」である人だって決して少なくはないはずです。ここんとこを間違えてると、日本は総体としては決して「元気」にはならないんじゃないか、と思います。

体罰専門教員てなどう?

久々にテレビをつけてみると、教育なんたらのダメ番組が。
例によって体罰の話になってました。自信満々で「指導」ガンガンしてます、なんて教員が出てきてウンザリ。
ちょっと前に甲子園関連で
http://plus-ultra.cocolog-nifty.com/ultra/2005/08/post_8480.html
http://d.hatena.ne.jp/swan_slab/20050827/p1
こういったブックマークをしておいたんですが、なんていうかねぇ。結局体罰を「必要」としているのは生徒ではなく、教師なわけですよ。はっきり言えばいいんです。「私が仕事をこなすためには体罰が必要なのです」と。
確かに幼児期のごく一部では、身体的な「ショック」によって親の権威付けがなされる場合もあるでしょう。ただそれですら、実際に手を上げる必要はない。
ましてや少年期以降に「(加害者に)愛があれば暴力を振るってもいい」なんて動機付けしてしまうのは、DVへの第一歩のように思うんですがね。。そういった研究はないのかな。
ただまあ、いろいろな原因によって現場で指導が困難になっているのは事実なんでしょう。体罰なしでは指導できませんと。
いいでしょう。どうしても不可避な必要悪だというのなら、体罰のプロを育成すべきです。素人が各自の勝手な判断で適当に体罰を行うから危ないんです。体系的研究の下、リスクと効果を判断できて、技術を持ち、公の管理下に置かれる。そういった体罰の資格を作ればよろしい。本当に生徒のためだと言うならね。
なんか風俗の話みたいになりましたが、ま、そういうことです。
これにて体罰問題は終了。