ミもフタもない結論

ヒトは無意識のうちに高い報酬を求めて一生懸命働く

ヒトはより多くの報酬を求めることが無意識の動機付けとなって熱心に働くことが、新たな研究により示唆された。例えば運動選手がより賞金の高い大会で勝つため意識的に一層厳しい訓練を積むことは誰でも知っているが、潜在意識下での報酬の約束がどのようにヒトを熱心に働かせているのか、科学的な例証はほとんど行われてなかった。
今回、英国とフランスで、ボランティアの被験者に1ペニーもしくは1ポンドコインのサブリミナル画像を見せた後ハンドグリップを出来る限りきつく握りしめてもらうという実験が行われた。この際、強く握れば握るほどたくさんお金を貰えるということが被験者に伝えられていた。全体として、ボランティア達は実際にはその画像がどちらだったかわからなくても、1ペニーを見た後よりも1ポンドコインを見た後により強くグリップを握った。
今回の実験ではMRIスキャナーを使いボランティアの脳活性をモニターし、その結果、彼らのより大きな努力は腹側淡蒼球と呼ばれる脳の領域と関連があるらしいということがわかった。

人はおカネに釣られやすいってことで・・。まあ1ペニーじゃやる気でないわな。そもそもサブリミナルの効果にもいろいろと疑問はあるんですけどね。